坂口弘 (医師)

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坂口 弘(さかぐち ひろし、1921年 - 2003年)は、日本の内科医東洋医学の発展に貢献した人物の一人。

人物[編集]

埼玉県川越市生まれ。1941年東京帝国大学理学部に入学。その後東北帝国大学に転入学した。その後、受験勉強等の無理で体調を崩したとき、陰陽の思想、食物健康漢方鍼灸などの考えを知り、医者となってこれらのことを研究する必要があると考え、医学部に進む決心をし、1942年京都帝国大学の医学部に入学した。在学中に細野史郎と出会い、卒業後もともに漢方の研究を行っていく。1950年日本東洋医学会が設立され、細野とともに参加した。1973年には聖光園の院長や日本東洋医学会の理事長に就任する。2003年に死去[1]

脚注[編集]

  1. ^ 中田敬吾(2006)「吾が師坂口の漢方」 『日東医誌』vol57